「ひかりの森レター No.12」 P1からP4です。
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(新理事長挨拶・退任の挨拶)
理事長をお受けして
NPO法人 視覚障がい者支援協会・ひかりの森 理事長 中村伸一
松田前理事長は、当事者でありながらそれを前向きにとらえられ、当事者の仲間とこれまでとても素晴らしい社会貢献をなされてこられました。視覚障がい者はもとよりそれ以外の障がいの方も含め奮闘され、人生の救いとなった当事者の方がとても多くいらっしゃると思います。この場をお借りして、理事長としてのご苦労に感謝申し上げます。
さて、私は10年前に市役所で松田さんと偶然お会いしました。その時からがひかりの森との関わりの始まりです。自己紹介をしますと、山形出身、A型、自称28歳、約30年の建設業の設計マン、とてもシンプルな性格かと!
当法人は地域活動支援センターをスタートに相談支援事業・就労継続支援B型事業を展開しています。社会情勢や福祉事業の厳しさなど事業性は総会情報のごとく厳しいものとなっております。しかしながら、社会貢献度は他の福祉事業に比較しても引けを取らない自負があります。当事者に寄り添い社会に貢献できるよう、まずは当法人を安定組織にしてまいります。
皆様のご協力を切にお願い申し上げ、新人理事長の挨拶とさせていただきます。
退任の挨拶
NPO法人 視覚障がい者支援協会・ひかりの森 顧問 松田和子
始めに、私儀2024年6月をもちましてNPO法人の理事長を退任しますことを、ご報告させていただきます。
ひかりの森は、NPO法人設立から15周年を迎えることが出来ました。これまで長くご支援くださいました皆様のご鞭撻とご協力の賜物だと心より感謝申し上げます。
当施設は中途視覚障がい者を主体とした類のない施設です。埼玉県眼科学会(彩のひとみ)の連携施設としても国リハ・県リハとともに紹介されています。
私は50歳で失明し、新たな生き方を追い続けながら、出会いに恵まれ2009年10月にNPO法人を設立し理事長に就任しました。地域活動支援センターを拠点として、白杖歩行と相談、音声PCや点字、当事者のニーズに合わせた活動プログラムを提供し、医療講演やコンサートなど地域交流も活発に行ってきました。生きていくために必要な情報と、安全に移動できる歩行力をつけ、社会に出る目的と喜びを掴んでほしいと念願しています。
この7月より中村伸一が新理事長に就任いたしました。ひかりの森の成長と存続のため一人でも多くの皆様に、より一層のご厚情を賜りますようお願い申し上げます。
今後、松田は顧問として努めてまいりますので宜しくお願い致します。
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(NPO法人 活動計画・新監事挨拶・理事退任挨拶)
NPO法人 視覚障がい者支援協会ひかりの森 令和6年度 活動計画
基本方針
・事業・人事体制を刷新し事業運営のスピード化を図るとともに、
利用者のQOLを向上し、NPOの存続を確実なものとする
・理事長を交代し新体制に事業を継承して組織の活性化を図る
・各事業の独立採算性を高め、収益構造の特性に合わせた運営管理を行う
・中長期を見越した事業計画、ビジョンを策定する
・職員の労働環境の改善に努め、組織の充実と長期安定を目指す
1.特定非営利活動に係る事業
(1)デイケア等地活事業
・利用者数をコロナ以前の水準に回復する対策を講じる
・障がい者相談の能力継承を計画的に進める
・歩行訓練の増強により活動参加者を積極的に受け入れる
(2)相談支援事業所
・相談支援員の増強により、組織を充実し、増収をはかる
・児童相談支援事業への参入について、年度内に判断し、事業拡大を目指す
・2024年度法改定に伴う業務改善について、IT利用で業務効率化をはかり、
コンプライアンスを重視する
(3)就労継続支援B型事業
・3輪(利用者、JOB、職員)のバランスを取り、安定した効率の良い事業推進を
目指す
・利用者カウント(平均一日利用者数)を、3輪バランスのもとに増員する
・事業性向上、作業効率アップのため、視覚障がい者以外の採用も行う
・JOBの受注の安定化をはかるべく、新規JOBの開発を行う
2 .NPOの運営関連課題、その他
・総務機能を強化し、企画、調整能力を高める
・人事評価制度を導入し処遇の適正化と若手人材の積極的登用で人材育成を図る 以上
監事就任にあたり 監事 菊池美貴
ほんの数年前、ある方からひかりの森の存在をお聞きし、昨年の夏のコンサートの電話番のお手伝いをしました。そこから“ひかりの森”のお付き合いが始まったようです。
ある日、松田さんからご連絡をいただき、「理事会へ参加し監事になっていただけないでしょうか?」とのご連絡をいただきました。私で良いのだろうかと正直悩みました。しかし、“ひかりの森”の皆さんが障がいのある方と向き合い、社会的にとても大変な努力をされていることを拝見しており、私もその一助になればと考えました。これも何かのご縁かと思い、新しい出会に感謝して引き受けさせていただく事にしました。
ご迷惑をおかけする事もあるかもしれませんが皆様と共に頑張ってみようと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
理事退任ご挨拶 小倉芳枝
2018年度より理事を務めて参りましたが、この春で退任致しました。理事会が開かれる土曜日に研修等の業務が重なることが増え、出席が難しくなったことが理由です。決して、ひかりの森から離れようということではありません。月に一度は白杖講習会の講師として参りますし、賛助会員として年会費もちゃーんと払っております。今後も点字名刺は(勤務先でも作れるけど)ひかりの森就Bにお願いするつもりです。
立場は変わりますが、これからもひかりの森とお付き合いさせて下さいね。
賛助会員を募集中!! (年会費/1口2,000円~)
「人のために、皆のために、社会のために」と思っている方。
同じ思いを持った仲間を作りたい方。
あなたの豊かな経験や貴重な体験をひかりの森で活かしましょう。
越谷の宝『ひかりの森』を応援しましょう!
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(アイフレイル対策・相談支援事業所・就労継続支援B型事業所)
相談支援事業所 主任 相談員 細井実歩
ひかりの森に就職し3年目になりました。刺激がたくさんあり、充実した毎日を送っています。1年目より2年目、3年目と仕事の量が多くなり、責任も大きくなりました。様々な障害への支援をするにあたり、支援の仕方が多種多様で何が正解か日々悩んでいます。「自己満足」「単独支援」にならないよう心がけています。ご本人やご家族にとって何が良いのか、フォーマルな資源・インフォーマルな資源をそれぞれどうやって提案・調整していくか、関係機関と連携し、模索しながら支援を行っています。困難事例で悩んだり、失敗やご利用者様からの罵倒で落ち込んだり、余裕がなくなり客観視できなくなりそうなときもあります。そんなとき、周りの支援者の方々が励ましてくれて、明るく導いてくれます。5月には相談員が増え、「一緒に悩める仲間」が増えたように感じ、隣に違う視点をもつ支援者がいるのは心強く思えます。しかし、主任という立場にもなり、より一層気が引き締まり、勉強すべきことが増えました。理論と実践!積み重ねていきます。
相談支援事業所 相談員 スノー綾
ひかりの森に入れていただいて、早5年。いつも気さくに言葉をかけて下さる利用者様や優しい職員の方々に囲まれ、恵まれた5年間だったと感じています。5月からは相談支援に配属していただき、新たな一歩を踏み出しました。私が貢献できることは、今はまだとても小さいことかもしれませんが、いつか「お願いして良かったな」「あの人にお願いしたいな」と思って頂ける相談支援員になることができるよう、日々精進して参りたいと思っております。
就労継続支援B型事業所 サービス管理責任者 小野朝子
サービス管理責任者として就Bひかりの森に入職してから毎日学ぶことがとても多く、一日一日があっという間に過ぎ、山積した課題に追いつけずいつも焦りを感じています。課題とは、1日の目標平均15名のご利用、現在受注している軽作業の他に自主製品の開発等々…。しかし職員各々が治具などを創作し、利用者様の「できること」を増やすための努力をする姿や、それに応えようと、悪天候の中でも通所してくださり、単調な作業にも真摯に黙々と取り組む利用者様の前向きな姿を見ていると、人が人を応援し支え合う素晴らしい現場で働けていることを強く実感いたします。現在は視覚障がい者の方が主に通われてる当事業所ですが、今後は療育や精神障害をお持ちの方々にも一緒に働いて頂けるよう、職員一人ひとりの資質向上を目指していければと考えています。また、来年10月より就労選択支援が開始されますが「是非とも利用したい!」と言っていただけるような魅力ある事業所になれるように、良いチームワークのもと努力します。
就労継続支援B型事業所 主任 支援員 田島利恵
就Bが常に直面している事。それは、利用者登録数が足りない。仕事が全く無い日がある。仕事が幾つか重なった時、職員の手が足りない。この3つはいつも課題となっている事です。利用者の採用については、越谷西支援学校に行きましたが、話を聞きに来てくれる方がいなくて寂しい思いをしました。仕事に関しては、独自の作業を産み出すべく準備をしておりますが、常に仕事をくださる内職業者さんがいますので、その業者さんを大切にしつつ、新しい所も開拓できればと思っています。職員数については、ボランティアさんの協力を得ながら、又視覚障がい以外の利用者を採用する事によって、利用者が自分達だけで一工程の作業を終える事ができるのが理想です。私達職員は、利用者の支援•見守りをしながら、検品•納品をする事が仕事だと思っています。
ユニバーサルな点字名刺はいかが?
就労継続支援B型事業所では、既成の名刺に点字をいれる仕事に取り組んでいます。
※全国の皆様からのご注文をお待ちしています。
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(地域活動支援センター)
地域活動支援センター ひかりの森 月曜日~金曜日(越谷駅から徒歩3分)
連絡先:048-962-9888 Mail:hikarinomori@cameo.plala.or.jp
電話、見学、眼科医からの紹介(スマートサイト)お気軽ご連絡ください。
支援内容 相談コーチング、白杖歩行、点字、音声PC、スマホ、福祉用具の使い方など
情報・交流(R6年4月から9月)
・群馬医大生の臨床実習(4日間)
・日本社会事業大学4年生の卒論『視覚障がい者の自己理解と変革』
についてのインタビュー
・小鹿野高校の研究発表 『花のある生活×福祉』に協力
送られてきたたくさんの花に触りまくって、いろいろな楽しみ方をお知らせしました。
最優秀賞を受賞されたとの報告がありました。
・越谷市役所職員5名が歩行訓練士による白杖講習会を見学
・中学生5名がボランティア体験(3日間)
・活字拡大読み取り機、文字読み取り機などの機器紹介
・かふぇとも「ひかり生き生きライブ」
(当事者のユニークな活動、プロが指導するサポートガイド)
・協働フェスタ(相談、盲導犬のパフォーマンス 他)
◎10月からの予定
商業施設見学、クリスマス交流会、イベント計画
歩行訓練士・社会福祉士 岡﨑あずさ
見えない、見えにくくなると移動が困難になり、不安がありますよね。ガイドヘルパーさんやご家族のガイドを受けて歩く方もいらっしゃると思いますが、白杖を使った単独歩行も訓練次第で可能になります。
ひかりの森ではご相談、事前予約で専門家から歩行訓練を受けることができます。白い杖を使った方法での歩行訓練ですが、ロービジョンの方へは視機能に合わせた、目を活用する歩行訓練も行っています。いかがでしょうか?ご連絡お待ちしています。
ひかりの森 利用者・ボランティアの声
ボランティア体験者 中学3年
音声PCや音声スマホの読上げ機能で情報を得ていること、自分では思いつかない生活の工夫があることに驚きました。3日間体験したが、さらに学ぶことが多く、未熟さを痛感しました。
白杖(はくじょう)って何? 当事者会員:大宮博幸
怖くて外を歩けない
この白くて長い棒を使うの?
目立ってしまうよ…
周りに見られるのは嫌だよ
仕方ない、練習しないと外出できない
引きこもりは嫌だもんな
足元… 邪魔だな…
毎日毎日、白い棒を振り続けた
いつの日からだろう
あの白くて長い邪魔な棒が
私の命を守ってくれる
白杖(はくじょう)へと変わったのは…
=利用者&ボランティアを募集しています=