ひかりの森レター

「ひかりの森レター No.13」 P1からP4です。

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(理事長挨拶・市長来所)

理事長2年目のご挨拶
NPO法人 視覚障がい者支援協会・ひかりの森 理事長 中村伸一

 就任2年目を迎えるにあたり、一言ご挨拶申し上げます。
 この一年、社会全体が厳しい状況に置かれる中、利用者の皆さま、そして職員一同は、力を合わせて数々の困難を乗り越えてまいりました。その姿勢と努力こそが、当法人の大きな力となっていると感じております。
 地域活動支援センターでは、新しいカリキュラムの導入や最新の福祉情報提供、訓練講師の増員など体制強化を進め、多様な支援の幅を広げております。利用者の皆さまが自らの力を伸ばし、地域社会でより豊かに暮らせるよう、さらなる運営の充実を図ってまいります。
 就労継続支援B型事業は4年目に入り、ようやく事業性にも明るい兆しが見えてまいりました。利用者の方々の作業スキルや精度は大きく向上し、その取り組みの成果は、まるで視覚に制約がないかのような確かなものとなっております。
 相談支援事業は契約者数が200名を超え、視覚障がい者はもちろん、他の障がいを持つ方々のご相談にも対応し、地域の幅広いニーズに応える体制を整えております。
 三つの事業運営はそれぞれに特性を持ちながらも、相互に連携し合い、法人としての基盤をより安定させています。今後も「支え合い、共に生きる社会」の実現を目指し、着実に歩みを進めてまいります。
 皆さまのご理解とご協力を心よりお願い申し上げます。

市長来所!

 2024年5 月1 日、視覚障がい者支援協会が展開する3つの事業の現況をご覧いただくため、越谷市長に当法人施設を訪問いただきました。当法人では、地域活動支援センター、相談支援事業、就労継続支援B型事業の3事業を幅広く運営しており、行政との連携も深めながら高い社会貢献を果たしていると自負しております。今回は、その取り組みを市長に直接ご確認いただく機会となりました。当日は、市長にアイマスクを装着いただき、視覚障がい体験歩行にチャレンジしていただきました。これにより、視覚障がい者が日常で感じる不安や困難を体感いただくことができました。
 また、最後には情報交換の場を設け、現場からの率直な声をお伝えするとともに、市長からも貴重なご意見をいただき、双方にとって有意義な時間となりました。
 本訪問を通じ、当法人は「越谷市の発展に寄与する存在である」という自覚を新たにした一日となりました。

 

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(NPO法人 活動計画・正会員の寄稿文)

NPO法人 視覚障がい者支援協会ひかりの森 令和7年度 活動計画

基本方針
⓵各事業の収益構造の特性に合わせた運営管理により全事業の安定化を図る。
⓶中長期を見越した事業計画、ビジョンの策定に取り組む。
③OJT, off-JTなどを通じノウハウの継承、開発を行い人材育成に継続的に取り組む。
④社会・雇用情勢に対応し、給与規程の見通しなどを通じ処遇改善に努める。

1.特定非営利活動に係る事業
(1)デイケア等地活事業
⓵ 相談件数の増改に向け実績のデータベース化を行い今後の対応に資する。
⓶眼科医会や福祉関連団体からの情報収集と広報に努め、連携を図っていく。
③白杖の相談等、福祉サービスの窓口機能強化に努める。
④地活の補助金については県、市の動向に留意し引き続きフォローしていく。

(2)相談支援事業所
⓵職員数と利用者数のバランスをとりながら事業の拡大を図る。
⓶児童相談事業の具体化に向けて事業性を検討する。
③相談員のスキルアップのため外部研修の活用、内部勉強会等を実施していく。
④引き続き利用者数の増員を目指し給付のアップを計る。(20件/年以上の契約増)

(3)就労継続支援B型事業所
⓵利用者数を年間計画に基づいて段階的にアップする。(目標下期13人/日以上)
⓶事業安定化を目指し主要軽作業の継続的受注と新規開拓に努める。
③作業レベルアップの訓練を行い、利用者の工賃アップにつなげる。
④職員の業務バックアップ体制と職員の業務負担軽減を充実させる。

2. NPOの運営関連課題、その他
⓵正会員、賛助会員の増加への対応を継続する。
⓶給与システム他、IT・OA化により業務効率化を進める。
③本部・総務組織を充実させ、政策策定能力アップ等経営の基礎固めを継続する。 
以上

ひかりの森の楽しい活動そして仲間たち 利用者・正会員 小山和秀    
 私は、まだ現役のころ、緑内障と診断され将来に不安を覚えました。そんな時、ひかりの森のホームページを妹が探してくれ、訪ねてみました。松田さんから丁寧に説明をしていただき、ひかりの森に通所する事にしました。将来のことを考えまず、点字練習をはじめました。
 通所を初めて見ると、事故や病気で視覚障がい者になられた方がいらっしゃり、お話を聞きながら、いろいろ勉強させていただきました。
 現在は、バンド「パラレルナイン」でギターを担当し、仲間と楽しく活動をしています。仲間ができ、コンサートなどにも出かけることもあり、生活の活力になっています。 
 今後は、歩行訓練にも参加して、活動を広げてゆきたいと思います。

背伸びしなくていい ひかりの森 利用者・正会員 藤江洋子
 私が、ひかりの森を知ったのは、市役所の窓口に相談に行った時で、60代後半のことです。  
 ひかりの森で初めて白杖を選んでいただき持つようになりました。初めは大変抵抗がありましたが、持ってみれば何てことはない。周りの皆さんが気を付けてくださるようになり、とてもうれしかったです。
 ひかりの森は、ありのままの自分でいられます。仲間と話をしたり、仕事をしたり、いろいろなことに積極的に関わっていきたいです。
 自称「もりあげ隊長!」ひかりの森は、絶対に必要な場所です。無くさないように応援していきます。
 皆さん、白杖を振ってどんどん外に出て行きましょう。楽しいことがきっと待ってるわよ。

賛助会員を募集中!! (年会費/1口2,000円~) 
「人のために、皆のために、社会のために」と思っている方。
同じ思いを持った仲間を作りたい方。
あなたの豊かな経験や貴重な体験をひかりの森で活かしましょう。
越谷の宝『ひかりの森』を応援しましょう!

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相談支援事業所・就労継続支援B型事業所)

相談支援事業所 
 私たち相談支援事業所では、障がいをお持ちの方を対象に、障害福祉サービスに関するご相談を幅広くお受けしています。
 「こんな暮らしがしたい」「仕事をしてみたい」「将来のことを考えたい」――。
一人ひとりの思いや願いに寄り添い、その方らしい生活を続けられるようお手伝いすることが私たちの役割です。
 ご相談の内容に応じて、適切なサービスや支援へとつなぎ、安心して暮らしを築いていけるようサポートいたします。
 これからも地域に根ざした相談窓口として、皆さまに信頼していただける存在を目指してまいります。一緒に笑顔あふれる毎日をつくり、未来の扉を開いていきましょう!

就労継続支援B型事業所 生活支援員 阿部友梨奈
 転職して半年、現場では利用者の姿勢や個性を観察し、一人ひとりに合った支援の質を高める努力を続けています。些細なことでも困った時は周りの職員に相談できる環境や今ある現状にまずは感謝して、更に次に進めるように、積極的に学んで吸収し続けていきたいです。自分と組織の成長・目標達成に貢献できるよう、疲れを感じたときには振り返りと自己ケアも忘れないように心掛けています。
 さらに点字名刺の作成と普及を進め、お客様との信頼関係を築き、利用者に安定した作業を提供できるようにしていきたいです。
 今後も支援の質を一層高め、利用者が安心して通えるような現場改善を加速していきたいと思っています。

就労継続支援B型事業所 職業指導員 渡部太一
 利用者として、就労支援事業所に通所し福祉の現場に触れ、自分にも何か出来ることがないかと考え、少しでも手助けすることができればと職員を目指しました。職員となり1年が経ちましたが、支援するということの難しさを実感する毎日を送っています。人と接する事があまり得意ではなく、自身の障がいとも向き合いながら、日々学び微力ではありますが利用者皆様のステップアップに繋がるよう、事業所の作業の幅も拡げていけるよう努力していきたいと思っています。

ユニバーサルな点字名刺はいかが?
就労継続支援B型事業所では、既成の名刺に点字をいれる仕事に取り組んでいます。
※全国の皆様からのご注文をお待ちしています。

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(地域活動支援センター)
 

地域活動支援センター ひかりの森 
越谷市弥生町1-9 山﨑ビル2階
連絡先:048-962-9888 
Mail:hikarinomori@cameo.plala.or.jp

見えない見えにくい毎日をどのようにお過ごしですか?
不自由さの悩みや課題は情報と訓練、あきらめない行動力で改善できます。
ひかりの森は、視覚障がいの皆様に、ひとりにしないホットな居場所を提供しています。
ご相談を受けた後、すぐに利用できる福祉サービスや生活支援につなぎます。
お気軽にお問い合わせください。            施設長 松田和子
★越谷市を中心に9市町村から当事者の方が利用されています。

支援メニュー 
・歩行訓練・音声対応スマホ、PC ・点字教室 
・ピアカウンセリング・生産活動
・川柳・英会話・歌声・健康気功
・卓球(STT)・ストレッチ・リズム体操
★『見えない見えにくいをサポート』講座 
★イベント(コンサート・朗読ライブ・落語 他)

交流(研修・イベント等)
・眼科医会(20名)見学
・キム・シン様(syn.奏者)と談話
・青少年ボランティア体験
・園芸療法研究会ヒアリング
・ヒューマンケア体験実習(県立大)


◎今後の予定
・見えない見えにくいをサポートVol.3 (バスの乗降り・車内の体験)
・市民活動講座
・Xマスパーティー
★ひかりの森文化祭

相談室・ピアカウンセリングへどうぞ  
目は心の窓といいます。
見たい知りたい感じたい、笑ったり泣いたり、 落ち着かないとキョロキョロ。
見えなくなっても、心の表情そのものです。 
心に光を灯しましょう。
どうぞ相談室へおいでください。
語り合えるピアカウンセリングに参加してみましょう。
きっと心が軽やかになるでしょう。

白杖訓練のすすめ
安心、安全な歩行をするために、白杖の使い方を身につけましょう。
プロの歩行訓練士が基本から指導します。また、自宅周辺の出張訓練も行います。
ひかりの森では、適切な白杖の選定申し込みのお手伝いをしています。
チップの取り換えを含めたメンテナンスも行っています。
スタッフ 橋本

=利用者を募集しています=
必要な訓練と生活支援を受けることで、QOLが向上します。
当施設は、眼科医会スマートサイトで紹介されています。安心してご利用ください。

4ページ おわり 以上です。

以下はPDFデータです。